夏の水分補給、母乳育児との両立
こんにちは、助産師の美濃です。
「この暑さで、母乳・ミルクだけで足りるのかな」
夏になると、こんな不安をよく聞きます。
結論からお伝えすると、母乳育児中の赤ちゃんに、基本的に別の水分は必要ありません。
母乳の約9割は水分です。欲しがるだけ飲ませてあげれば、それで足りていることがほとんどです。
暑い日は汗をかく分、授乳の回数が増えることがあります。「さっき飲んだばかりなのに」と思っても、欲しがるサインが出たら、遠慮なく飲ませてあげてくださいね。
麦茶や湯冷ましなどの水分は、生後6か月までは基本的に不要とされています。この時期の赤ちゃんの腎臓はまだ発達の途中で、母乳やミルク以外の水分を摂ると、その分、栄養となる母乳・ミルクの量が減ってしまったり、赤ちゃんの体に負担がかかったりすることがあるためです。世界保健機関(WHO)や厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」でも、生後6か月までは母乳(または育児用ミルク)だけで十分としています。麦茶などを試すのは、離乳食が始まる生後5〜6か月頃、コップの練習も兼ねて少しずつ、というのが一般的な流れです。
心配なのは、赤ちゃん本人よりも、ママ自身の水分不足です。
母乳育児中は、母乳を作るのにも水分が使われるので、特にこまめな補給を意識してください。ミルク育児中の方も、暑い時期は汗をかきやすく、体調を崩しやすいので、母乳の有無にかかわらず、しっかり水分をとってくださいね。授乳やミルクをあげるタイミングで、コップ1杯を横に置いておく習慣がおすすめです。
赤ちゃんの水分が足りているかの目安は、「いつもより、おむつの濡れ方や回数が減っていないか」です。おしっこの回数が減っている、唇が乾いている、機嫌が悪くぐったりしている。そんなサインがあれば、脱水のこともあるので、早めに相談してくださいね。
助産師 美濃なおみ



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